top of page
makana002t(修正).jpg

​​緑川 浩郎 (みどりかわ ひろお)

NPO法人makana
代表理事

【makanaのはじまり】

「日本の子どもの7人にひとりが貧困」である

というショッキングな数字を目にした方は少なくないと思います。「2019年 国民生活基礎調査」の結果により明らかになりました。同省によると、児童がいる世帯の平均年収658万円と比較し、ひとり親世帯の平均収入は、父子世帯で455万円、母子世帯で291万円、母子世帯は約4割の収入しかありません。さらに、母子世帯ではパートなどの非正規雇用が約5割を占め、将来への不安を抱える家庭も少なくありません。福島県内ではさらに低い水準にあると思います。

このような親の就労に起因した経済格差は子どもの教育格差や就労格差を発生させます。更に、次の世代にも貧困が連鎖する世代間の「貧困の連鎖」も発生している状況にあります。

 

【女性が社会で働きやすい環境にない】

ところで親(特に母子世帯)の就労格差による所得格差は個人の責任でしょうか。貧困の連鎖を生んできた原因は社会にもあったのではないでしょうか。

「少子化だ。子どもを産め。女性進出だ、社会へ出ろ。」と言いつつ「保育園・学童のお迎えの時間は守れ。病気になった子どもを病院へ連れて行け。家事をしろ。栄養バランスのよい食事をつくれ。会社に迷惑をかけるな。保育園・幼稚園・学校や地域の行事は積極的に参加しろ。家族の機嫌を損ねるな。」と難しい条件を重ねて負担させてはいないでしょうか。ひとり親の場合にはこれらをすべてひとりで背負わなければならず、就労条件が限定される場合があります。企業側も小さい子どものいる女性を積極的に採用はしたがりません。

 

【makanaがお手伝いすること】

makanaは子どもの預かり先を工夫することで、親が自ら希望する職業を自由に選び就労することが可能になると考え、夕食と学習支援つき放課後児童クラブ、一時預かり保育、子ども食堂、カウンセリングによる思春期相談や保護者相談、災害時の親子保護、ひとり親への居住支援などに関する事業を行うことで、

「すべての子どもが夢と希望を諦めない社会をつくり」

「すべての親が笑顔で仕事ができ、子育てで仕事や自己実現を諦めない社会をつくる」

お手伝いをしていきます。

bottom of page